中卒で後悔する理由トップ3 後悔しないためにすべきこと

「中卒は後悔しますか?」

中卒で後悔している人はどれくらいいてどのタイミング後悔するのでしょうか?
ここでは

これらを解説します。

中卒は本当に後悔はする?

高校中退を考えているが、中退すると本当に後悔するのか?
この疑問に答える前に、まず、文部科学省が発表しているデータを見てみましょう。

「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」で高校を中途退学した人の数を調べてみると、近年、高校の中途退学者は減少し続けていることがわかります。

もっとも最新の平成26年度版の調査では、全体の1.5%しか中途退学をしていないという極めて低い数字になっています。

中学から高校への進学率は毎年98%程度であることも加味して考えると、現在の日本では高校を卒業することがほぼ常識とさえ言える状況になっています。

高校を中退した人の肩書は、日本社会ではごく少数派である「中卒」の肩書になってしまいます。

学歴偏重の社会でよいのかという議論は常にあります。

しかし、実際のところ、さまざまな場面で学歴で判断されることが多いのが現実です。

中卒でも立派に生活している人は大勢いますから、高校を中退すると必ず後悔してしまうのかと聞かれれば、そうではないと答えます。

しかし、社会の中で少数派であるということは、思いの他厳しいものです。

不利益を被ったり、学歴を面と向かって否定されたりすることもあります。
そうしたときに中卒という学歴は後悔する人が少なからずいるのだという事実は知っておくべきでしょう。

中卒になって大きく後悔することとその理由

実際に中卒という肩書になったとき、どんなことが起こり、そしてどのように後悔するのでしょうか。

ここでは中卒の人が実際に直面しがちな3つの局面を解説します。

就職の際に不利に働いて後悔

中卒の人の大部分が後悔するのが、就職をしようと思ったときでしょう。

中卒の人、とくに高校を中退した人に対する企業側のイメージは、「根気がない人」や「問題がある人」といったネガティブなものです。

仮に経済的な問題などで高校に行けなかったとしても、面接でそれを説明する前に書類で落とされてしまうということもしばしば起こります。

すると正社員の道は厳しくなり、多くの人が非正規で働くことになります。

非正規のまま歳を重ねてしまい、さらに正社員になるのが難しくなる。
そんな負のスパイラルに陥ったとき、中卒である自分を強く後悔することになるのです。

結婚のときに苦労して後悔

結婚のとき、相手の親から学歴のことを言われ、中卒の人は結婚が難しくなってしまったというケースは存在します。

男性側が中卒だった場合、相手の親は「きちんと就職できるのか?」や「今後何かあったとき、中卒だと転職しにくいのでは」などの経済的理由で結婚に難色を示すのはおかしな話ではありません。

一方、女性側が中卒の場合でも問題になります。

仮に専業主婦になるとしても、高校卒業がほぼ当たり前の世の中のため、相手の親から「一般常識さえ知らないのでは?」「高校すら出ていない人がしっかりとした家庭を作れるのか?」などの思いを抱かせるケースもあります。

実際に破談にはならなくても、人生の門出の際、こんなトラブルが起きてしまえば、後悔するのは当然です。

結婚で中卒を後悔する人は意外に多く、実際、受講生でも相手の親に中卒といえないので高卒認定試験を受ける人はいます。

自分のためではなく相手との結婚のために中卒を後悔するのは他の理由と少し毛色が違う理由です。

自分の知識のなさを知って後悔

「何らかの知識を元に人と話し合うような局面で、周りの人の話にまったくついていけなかった」。

中卒の人が自分の知識のなさを知って、それを恥ずかしく思い、学歴を後悔するというケースは以外に多いのです。

学校の勉強は社会では役に立たないと言う人もいます。

確かに、仕事の現場で直接的に役立つ局面は多くありません。
しかし、勉強というのは、精神的に豊かに生きていくための教養を身につけるものでもあります。

周りの人が当たり前に知っている話を、自分だけ知らないというのは、とても怖く、悲しいものです。後悔したとしても不思議ではありません。

後悔しないためにすべきこと

中卒として後悔しないためにするべきこと。
それは、高校中退しないということ以外にありません。

これを読んでいる時点でまだ中退していない人は、何とか踏みとどまるべきです。

しかし、さまざまな面でもう限界だという人もいるでしょう。そこでここでは、中退したくなる理由別に、対処法を考えてみましょう。

【人間関係によるもの】

酷いいじめなどに苦しんでいるのなら、無理にその学校にしがみつく必要はありません。ときには逃げ出すことだってあっていいのです。

しかし、ただ辞めてしまうのではなく、他の学校に転入をするようにしましょう。

通信制高校などは、こうした生徒を数多く受け入れているので、比較的入りやすい はずです。

新しい環境で高校卒業をめざすようにしましょう。

【勉強についていけない】

病気などで次第に勉強についていけなくなり、学校が嫌になって辞めてしまうというケースも比較的多くの割合を占めます。

この場合、まずは信頼できる先生に相談して、一緒に補習などの対策を考えてもらいましょう。

もしも、あまり親身に聞いてくれない場合は、通信制高校への転入なども視野に入れて動きます。

【経済的理由】

家計の問題で高校に通い続けることが難しくなったという理由で中退を余儀なくされる人は、現在も少数ですが存在します。

家庭の財政状況についてはそれぞれなので、必ずこうすればよいというアドバイスはありません。

しかし、国は貧困が原因で高等教育が受けられないという状況が発生しないよう、さまざまな給付金や減免制度などを用意しています。

自分自身が働かないとダメな状況ということもあるかもしれませんが、生活費も含めた支援策がないかを学校や役所などで聞いて、何とか辞めずにすむ道がないかを探りましょう。

こうした対策を立てても、どうしても高校生活を続けられないという人もいるでしょう。

その場合は、退学後に高校卒業程度認定試験にチャレンジしてください。
これに合格しても、学歴は中卒のままですが、就職の際などに中卒よりも明らかに有利になります。

また、先々一念発起して大学へ進学したくなった場合、すぐにチャレンジしはじめられるというのも大きなメリットです。

中退してすぐに働き始めたとしても、高認試験は独学でも突破できるので、取っておいたほうがいいでしょう。これがあるだけで、先々の可能性が大きく広がります。

中卒の人でも、社会の役に立つ仕事をして、きちんと家庭を持っている人も大勢います。また、高校中退ながら起業して大成功を収めた人も存在しています。

しかし、一般的な話として、中卒の場合は選択肢が絞られてしまうというデメリットは確実に存在します。

学歴がどうこうや、世間体がどうこうではなく、将来の可能性を狭めないために、できる限りの努力をしておくべきでしょう。

参考サイト学校基本調査/平成26年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果について